第九章 運命の渦巻

第9話 1/2/3

銀角のシカの長老が喚き声でつぶやいた。
皆が長老の話に同意するようにうなずいた。

「プリアの町の災いが落ち着いた後には、ハーフエルフ達も戻りましょうか・・・」

ハルルが心配そうな声で話を続けた。

「彼らが戻るとしても、傭兵契約を破棄した方がいいと思います。
エルフと戦争をした彼らを傭兵として雇用することは、エルフ達との関係に悪影響を及ぼすでしょう。」

松コケの長老が首を横に振りながら話をしたら、長老がさらに心配そうな顔で続けた。

「では、ダークエルフとの戦争はどうすればいいのですか?ご存知でしょう?
ダークエルフの軍事力は強力なものです。彼らの力なくして、私達だけでは対抗できません。
ダークエルフの国王、カノス・リオナンは大きな野心をもっている。
私達が宣戦布告をしなくても、彼らとの戦いは避けられないでしょう。」

そこにいる全員が不安な顔で騒ぎ始めた。大長老が手を上げて皆の注意を集めた後に話した。

「ダークエルフの軍事力に対抗できる種族がいるとしたら、ヒューマン族だと思います。
過去から今までヒューマン族とは良い関係を維持してきました。
彼らに助けを求めることが一番良いと思われます」


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