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第十章 狂気を運ぶ暴雨 第10話 10.08.11
総司令官は椅子から立ち上がり、お礼を言った。

「お陰で長い間胸を痛ませていた話が出来た。ありがとう。今日ヴェーナから着た軍と話が終わった。
明日の朝にはヴェーナに向かって出発するだろう。
どうか君が無事にカイノンに戻れるようにと祈っている」
第十章 狂気を運ぶ雨 第9話 10.08.11
ずっとありがとうと言いたかったわ。今がチャンスですね。
私を信じて一緒に来てくれて本当にありがとう。
遅くならなくてよかった…
第十章 狂気を運ぶ雨 第8話 10.07.28
「信じられないだろうけど、事実だ。理由は分からないが下位神たちはロハンの主な種族を
抹殺することを決めていた。俺ら少数種族は生き残るために協力することを誓った。
しかし…無駄なことだと思う。結局彼らは全ての生命体を殺すつもりだろう」

「嘘だ!」
第十章 狂気を運ぶ暴雨 第7話 10.07.28
「私達が出会った時間はまだ短いですが、多分私は初めてあなたに出会った瞬間から恋に落ちたようです。
あなたがいないと心が雨の空のように重くるしいですが、あなたに出会った瞬間、晴れてしまいます。
この気持ちが恋でなければ何でしょうか」
第十章 狂気を運ぶ暴雨 第6話 10.07.14
「ドビアン!子供が倒れている!」

ドビアンはちらっと振り向いて、氷のように冷たい目つきで短く言った。

「それがどうした?」

それだけ言って、ドビアンはキッシュと子供を残したまま走って行った。