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第七章 破られた時間 第8話 09.09.24
振り下ろされた刃が造る断面のように切り立った崖の下には赤い川が流れていた。 「流れる火」とも呼ばれる溶岩の川がゆっくりと熱気を発しながら静かに流れている。
第七章 破られた時間 第7話 09.09.09
子供の頃、おじいさんはエレナに誕生日プレゼントで‘ゼロス’を 作ってあげると言った事があるけど、 結局、‘ゼロス’を直接プレゼントされたのはその翌年の誕生日だった。 ‘ゼロス’の材料の珍しさがエレナを1年も待たせてしまったのだ。
第七章 破られた時間 第6話-2 09.09.09
急に大きな泣き声が上がってから格子に巨大な物体が飛び掛ってきた。 ‘ガタン’という音が鳴りながら地面が揺れた。しかし伯爵は 格子の向こうで泣き叫ぶ巨大な生命体を見つめるだけだった。
第七章 破られた時間 第6話-1 09.08.26
執事が開けてくれた扉の向こうに荒木を炊いているペチカと その前に置かれている大きい椅子に座っている一人の男の姿が見えた。 グレイアムが部屋の中に入ると男は椅子から立って挨拶をした。
第七章 破られた時間 第5話 09.08.26
トリアンはその当時、師匠が言っている‘感情の洪水’が 何であるか理解できなかったが、オルネラの夢を見てから初めて ‘感情の洪水’に気をつけろという意味が分かるようになった。